7.4さかもと安全・安心の日宣言
悠々と流れる球磨川の清流は、二つの顔を持っています。日々の暮らしに潤いと恵みをもたらす「豊穣の川」としての顔と、ひとたび豪雨に見舞われると突如として人々の生命や財産をも奪い去る「暴れ川」としての顔です。
令和2年7月4日、暴れ川と化した球磨川の濁流は、沿岸の民家や田畑を次々と飲み込み、尊い人命までをも奪い去ってしまいました。
球磨川の悠久の歴史の中では、幾度となく繰り返されてきた自然の営みの一コマかもしれませんが、この日の出来事は、私たちにとっては、まさに痛恨の極みであります。
あれから幾年月…被災の悲しみや痕跡は、時の流れと共に薄れてしまい、過去の出来事となってしまいがちです。
しかし、つらく悲しい体験から生まれた教訓だからこそ、次の世代に伝えることはもちろん、更なる自然の猛威に備え、それらの経験を活かす努力を惜しまぬことこそ、今の私たちに課せられた責務であり、使命であろうと考えます。
私たちは、今後、起こりうるであろうあらゆる危機に備え、日々の暮らしを点検し、安全と安心を確認しあう日として、毎年7月4日を「さかもと安全・安心の日」に定め、「生き生き笑顔のさかもとづくり」に邁進することをここに宣言します。
令和6年7月6日
熊本市八代市 坂本住民自治協議会
さかもと安心・安全のつどい
さかもと安全・安心の日のころ、あの日を忘れないために「安心・安全のつどい」を開催しています。
令和7年度は7月5日に開催しました。
詳細は以下からご覧ください。
